赤備え（あかそなえ）

　ここのところ　色について　イロイロと関心がございまして
　
　印刷会社の営業をしていると　当然　お客様に　イロ　についてあれこれ聞かれます。
　てなわけで、強引な流れですが今日は　
　
　戦国時代の最強軍団　「赤備え」　
　
　ついてお話です。
　
　そもそも　「赤備え」とは？　と申しますと　具足　甲冑　旗差物　など武士達が身につける武具に朱漆（しゅうるし）の　
　色で統一された部隊もしくは軍団のことです。
　誰でもがなれた訳ではなく、その色に恥じぬような選りすぐれた者の集団なのです。
　赤という色は　「派手な色」　という印象が一般的だと思われますが、これを専門的分析しますと　チョットした裏づけがあるんです。
　
　簡単に説明しますと・・・
　　・赤色は光の波長が長いので、遠くからでも最初に目に入る色
　　・手前に近づいて見える色の進出色
　　・実際よりも大きく見える膨張色
　ということなんです。
　
　また、赤の集団というのは　相手（敵方）に対して心理的に　「不気味さ　恐怖　脅威」を感じさせる色でもあります。
　身に着けた自身には　「自信　精神向上　興奮　回復」とまさに一石二鳥な色なんです。
　還暦を迎えたお爺ちゃんに　「赤いちゃんちゃんこ」を着せるのは　「いつまでも元気でいてね」ってことですし、
　路肩でにっこり笑っているお地蔵さんが、赤い袈裟をしてるのも周辺のみんなが元気で暮らせるようにって
　いう祈りからなんです。
　赤は実に素晴らしい色なんです。

　話が少しずれたけど、本編に戻り　「赤備え」の代表的な戦国武将の紹介です。
　・　山県三郎兵衛昌景
　・　飯富兵部少輔虎昌
　・　真田左衛門佐信繁（幸村のこと）
　・　井伊兵部少輔直政
　
　上記記載の中で私が最も好きな武将が、山県昌景です。著者横山光輝氏「武田信玄」のなかでは
　兄、飯富虎昌との関係は勿論のこと、信玄に対しての忠節、また戦においては鬼神ように疾風し、兄から継承された
　「赤備え」を引き連れ　「武田最強騎馬軍団」　の名を全国に轟かせたのです。
　信玄から「山県」の姓を受けるときは、正直お涙です・・・・・

　この　ブログでも少し触れましたが　赤　はとにかく特別な色だということがわかります。
　・誰もが知っている　シャアザク・シャアズゴック・シャアゲルは全て赤機
　・戦隊者（ゴレンジャー例えが古い？）のリーダーは全て赤（レッド）
　・アーセナル、マンチェスター・Ｕ、浦和レッズ、ミラン、アヤックスのメインカラーは赤
　・スターウォーズのロイヤルガーディアンも赤
　・フェラーリも赤

　赤は強さの　象徴　ということなります。
　今日の　イロハニ　トホホ　はこれにて終演。近いうちに　甲州でも行ってこようっと！


　
　
　
　
　
　


　これを「赤備え」とは言いません。